『国立景観裁判・ドキュメント17年』の書評が『ジャーナリスト』2018年第720号に掲載されました

……本書が指摘するように、「判決や決定を乗り越えて『市民の拠出での解決を実現した市民の運動』は、(政治を変える)歴史的なさきがけと言える」のは確かである。それはまた、憲法が希求する「地方自治の本旨」の具体的な実践例でもある。

スラップ(恫喝)訴訟によって、市民運動や自治体の自立的な運営などの手を縛ろうとする権力側の企みが、一段と強まっている。そうしたなかでも、ひるむことなく前へ進もうとする市民たちに明日への展望と、大きなエールを送る1冊だ。

(評:栩木 誠氏)


<書評対象となった書籍>

国立景観裁判・ドキュメント17年 私は「上原公子」

国立景観裁判とはなんだったのか。市民自治による景観保護運動の始まりから企業・司法との闘いまでの17年を跡づける。忖度して判断しない司法の実態に切り込み、元市長個人に科された賠償金を全国的な募金運動によって完済する過程は、今後の景観運動と市民自治のあり方を示す

  • 上原 公子, 小川 ひろみ, 窪田 之喜, 田中 隆(編)
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