『国立景観裁判・ドキュメント17年』の書評が『ジャーナリスト』2018年第720号に掲載されました

……本書が指摘するように、「判決や決定を乗り越えて『市民の拠出での解決を実現した市民の運動』は、(政治を変える)歴史的なさきがけと言える」のは確かである。それはまた、憲法が希求する「地方自治の本旨」の具体的な実践例でもある。

スラップ(恫喝)訴訟によって、市民運動や自治体の自立的な運営などの手を縛ろうとする権力側の企みが、一段と強まっている。そうしたなかでも、ひるむことなく前へ進もうとする市民たちに明日への展望と、大きなエールを送る1冊だ。

(評:栩木 誠氏)

<書評対象となった書籍>

書籍名 『国立景観裁判・ドキュメント17年』の書評が『ジャーナリスト』2018年第720号に掲載されました
著者名等 上原 公子, 小川 ひろみ, 窪田 之喜 (著)
価格 ¥1,430(税込)
発行年月日: 2017年12月16日
ISBN-10 4880376752
ISBN-13 9784880376752
C-CODE
ページ数 136ページ
本のサイズ A5