震災復興と自治体 ―「人間の復興」へのみち

    『震災復興と自治体―「人間の復興」へのみち』表紙画像
    書籍名 震災復興と自治体 ―「人間の復興」へのみち
    著者名等 岡田知弘・自治体問題研究所(編))
    価格 ¥3,740(税込)
    発行年月日: 2013年11月25日
    ISBN-10 4880376116
    ISBN-13 9784880376110
    C-CODE C0036
    ページ数 396ページ
    本のサイズ A5

書籍の内容

農漁業の市場化・原発再稼働に抗し、住民と自治体が積み上げる復興政策

東日本大震災座と福島原発事故は、住民に身近な自治体の役割を明らかにした。

しかし、政府の復興政策は、「創造的復興」という名のもと、TPPの推進、農業や漁業の大規模集約化・市場化そして原発再稼働推進にあり、この上からの復興政策では、被災者の暮らし・被災地の生業の再建には”格差”が生まれると危惧される。

本書は、被災者・被災地の要望を住民団体・住民運動団体を通じて自治体につなぎ、自治体がそれを復興政策として実質化させていくことが、真に被災者・被災地が復興できる道につながることを、現地の自治体と住民運動の実践と研究論文によって伝える。

目次

Ⅰ 東日本大震災と復興政策
  1. 第1章 東日本大震災と復興政策をめぐる対抗(岡田知弘)
  2. 第2章 復興財政政策と復興財源問題(宮入興一)
  3. 第3章 被災者・被災地支援と市町村合併―宮城県石巻市財政を事例に( 川瀬憲子)
  4. 第4章復旧・復興と自治体・自治体職員(佐藤一則)
Ⅱ 現場から問う復興政策
  1. 第5章 医療保障と医療体制の再建(井上博夫)
  2. 第6章 住宅再建・復興まちづくりの課題( 塩崎賢明)
  3. 第7章-1 宮古市の復興に向けた取り組み(滝澤肇)
  4. 第7章-2 岩手県における被災者支援の実際( 斉藤信)
  5. 第7章-3 仙台市における住民主体の復興の取り組み(福島かずえ)
  6. 第8章 中小商工業の再建・復興と復興計画のあり方(吉田敬一)
  7. 第9章 農水産業の拠点化・企業化に抗する( 綱島不二雄)
  8. 第10章-1 漁業の再建と漁協(桒田但馬)
  9. 第10章-2 仙台市東部地域の農業・農村集落の被災実態とその再生(福島かずえ)
  10. 第10章-3 グループ補助事業と地域経済の再生―業者の立場から見た復興の現状と課題( 千葉哲美)
Ⅲ 原発災害と復興政策
  1. 第11章 原発災害と復興政策のあり方(鈴木 浩)
  2. 第12章 原発災害と自治体―浪江町(馬場有)
  3. 第13章-1 除染活動を通し地域経済の復興めざす(安斎一男)
  4. 第13章-2 原発事故と除染(小川英雄)
  5. 第14章 原発事故の被害補償をめぐる課題―「加害者主導」の枠組みは変わるか( 除本理史)
  6. 第15章 原発と自治体防災計画 (立石雅昭)
  7. 第16章 「原発列島」の大改造を全国の各地域から ―「島根県エネルギー自立地域推進基本条例」制定請求の意義( 保母武彦)

著者プロフィール

〈編著者〉 岡田知弘(おかだ ともひろ) 京都大学大学院経済学研究科教授・自治体問題研究所理事長 〈著 者〉  宮入興一(みやいり こういち) 愛知大学名誉教授・川瀬憲子(かわせ のりこ) 静岡大学人文社会学部教授・佐藤一則(さとう かずのり) 岩手自治労連委員長・井上博夫(いのうえ ひろお) 岩手大学人文社会科学部教授・塩崎賢明(しおざき よしみつ) 立命館大学政策科学部教授・滝澤肇(たきざわ はじめ) 宮古市総務企画部復興推進課長・斉藤 信(さいとう しん) 岩手県議会議員・福島かずえ(ふくしま かずえ) せんだい市民自治研究所運営委員・吉田敬一(よしだ けいいち) 駒沢大学経済学部教授・綱島不二雄(つなしま ふじお) 復旧・復興支援みやぎ県民センター代表世話人・桒田但馬(くわだ たじま) 岩手県立大学総合政策学部准教授 ・千葉哲美(ちば てつみ) 気仙沼本吉民主商工会事務局長・鈴木 浩(すずき ひろし) 福島大学名誉教授・馬場有(ばば たもつ) 浪江町長・安斎一男(あんざい かずお) 二本松市復興支援事業協同組合専務理事 ・小川英雄(おがわ ひでお) 福島県自治体問題研究所副理事長・除本理史(よけもと まさふみ) 大阪市立大学大学院経営学研究科教授 ・立石雅昭(たていし まさあき) 新潟大学名誉教授・保母武彦(ほぼ たけひこ) 島根大学名誉教授