学校統廃合の新局面と教育論を無視したその問題性

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公共施設等総合管理計画の狙いは、公共サービスの産業化政策を背景として、公共施設の数・延べ面積を削減しその更新費用や維持管理費用を削減することにある。コスト削減だけが目的の学校統廃合・小中一貫校づくりは、教育的効果の根拠も、住民にとって安心快適な地域づくりという視点もない。一方でコロナ禍は、少人数学級の良さや公共施設の役割の重要性を浮き彫りにした。財政誘導を通じて、教育学的根拠もない他の公共施設との複合化の動きも出ている。学校を含む地域の将来ビジョンをどう描くか、住民の運動の力量が問われている。

学校統廃合の新局面と教育論を無視したその問題性

子どもの成長・発達保障の目的からではない学校統廃合・小中一貫校化が強引に進められています。住民自治の基盤でもある学校を守るために、住民の学習がカギになっています。

はじめに

学校統廃合の件数は2001年頃から、図表1に見るように上昇し高止まりの様相を示しています。これはまず、多くの区市が学校選択制を導入した東京都が廃校数を押し上げ、その後は平成の市町村合併を背景にした地方の廃校数が増加してきたことによります。

図表1 公立学校の年度別廃校発生数(1992年度〜2017年度)

出典:文部科学省「廃校施設等活用状況実態調査」から筆者作成。

さらに2014年からスタートした「地方創生」政策のもとで、総務省が全自治体に計画策定を要請した「公共施設等総合管理計画」が、学校統廃合、実質統廃合である小中一貫校化を推し進めてきました。公共施設の延べ床面積の40~60%を占める学校施設は、多くの自治体で面積削減のターゲットになっています。特に、2021年度までに着手と期限づけられた「公共施設等適正管理推進事業債(施設の規模最適化、複合化などに適用される)」は、強力な財政誘導として機能しました。また、統合校舎の建設費用の2分の1は国庫負担になるのですが、2016年の「義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律」改正で、小学校1校と中学校1校を統合して義務教育学校にした場合も2分の1国庫負担の対象とされることになったことの影響も大きいです。

*義務教育学校:2016年4月施行の学校教育法改正で導入された制度。1人の校長、1つの教員組織をもち、教員免許も小・中学校の両免許状を併有する。設置も、教員委員会規則等でなく条例による。

2018年度以降の学校統廃合の実数を文部科学省(以下、文科省)は現時点で公表していません(2021年12月20日時点の文科省への電話確認による)。ただし例えば、廃校数が最も多い北海道や第3位の岩手県では、2018~2021年も前年までと同数程度の廃校が継続しています。

2020年以降のコロナ禍で、学校統廃合、小中一貫校化の状況はどのように変化していったのでしょうか。

「少人数学級」が実現したが変わらない統廃合の方向性

2020年、新型コロナ感染拡大を理由とした2月27日の突然の安倍首相(当時)の「要請」による、法的根拠のない休校要請以来、学校現場では多くの混乱が見られました。その後の緊急事態宣言のもとで継続した休校措置、その後の開校に向けて、「密」を避けるために多くの自治体で部分登校、分散登校が行われました。そこで子どもや教師が経験した少人数学級での学びやすさ、教える楽しさなどが、2021年の40年ぶりの義務標準法改正、「35人以下学級」実現に向けた国民的運動につながっていきました。これまで長期間、財務省は「(教育的効果の)エビデンスがない」と少人数学級の導入を拒否し続けていました。今回、その教育的効果の根拠として、多くの教育学研究が紹介されました。例えば「特に社会経済的背景が不利な生徒が多い学校において、少人数学級は学力を高める効果を持っている」「教員と生徒の関係、生徒間関係を良好にする」など多くの教育社会学研究の成果が、運動の中で用いられたのです。

現在、文科省は、学級数に基づいて「統廃合の適否を検討する」基準を定めているため、「学級定数削減」は、「統廃合基準」の見直しに直結するはずでした。現に、2020年8月の少人数学級に向けた国会議員会館内集会で、文科省職員は統廃合基準の変更の可能性に触れていました。

しかし、コロナ禍になってからの今後の日本の教育の方向性を示す中央教育審議会答申「『令和の日本型教育』の構築(2021年1月)」において、従来の公共施設再編、統廃合路線に変更は加えられることはありませんでした。Society5.0実現に向けては「教育部局だけではなく、財政部局をはじめ公共施設所轄部局や都市計画所轄部局など、首長部局と分野横断的な検討体制を構築」し「教育環境の向上とコストの最適化を図ることが重要」と従来の統合路線が踏襲されています。

「ICT活用による遠隔地合同授業の取り組みによって(小規模校の)デメリットの最小化」、「低学年中学年には─分校を活用」など、小規模校の存続の条件はわずかに触れられる程度です。

コロナ禍で方針を転換した自治体も

しかしながら、コロナ禍において、それまで進められてきた学校統廃合、小中一貫校計画を見直す自治体もあります。

岩手県九戸村(人口約5400人)では、前村長が5小学校を統合し、隣接する中学校と小中一貫校を建設する計画を推進してきました。そして統合小建設予定地は、村の中心コミュニティから離れていました。それがコロナ感染拡大下の2020年4月の村長選の争点となり、見直しを公約とする晴山裕康村議が新村長に当選、計画は「見直し」として凍結されました。新村長はさらに給食費無償化、東北初の子ども手当の導入など教育条件の改善を行っています。しかし、九戸村では、学校間の距離が比較的近いという地理的条件もあり、児童数が減少した小学校のみの統合を推進する村民の声がありました。2021年11月には、小中一貫校統合計画を巻き返そうとする教育委員会は、村民を対象に計画推進派、慎重派の研究者を招いて全村レベルの学習講演会を行い、村民に「選択」を求めました。教育長は「2020年に村で生まれた子どもは9名のみ」と圧倒的な児童減を強調して計画を進めようとしています。

他方、愛知県愛西市の旧八開村地域では、4小学校2中学校を統合し施設一体型小中一貫校開設をめざす市の計画に対して、旧村から小学校すら1校もなくなることに対し地域住民が反発して継続的に運動が続けられています。2020年、コロナ禍になって市側の計画がいったん止まっています。

また、やはり児童生徒減を理由に、町内全校を2校の施設一体型小中一貫校に再編しようとした神奈川県二宮町でも、地域コミュニティを超えた3小学校1中学校の統合案がもめて計画が延期されています。これらの事例では、いずれもハコモノ主義で生活圏を無視した設置場所を決定した計画自体に、この間一定の歯止めがかかったという点で共通しています。歴史的に見ても、学校設置場所については、強引な決定に対して紛争化することが多く見られてきました。

教育論から外れていく学校統廃合、小中一貫校

このような状況で学校統廃合、小中一貫校はどのように教育学的に根拠づけられるようになっているのでしょうか。

従来、1973年の文部省(現在の文科省)初等中等教育局長・文部省管理局通達「公立小・中学校の統合について」、いわゆる「ターン通達」では、「小規模校には教職員と児童生徒の人間的触れ合いや個別指導の面で」「教育上の利点も考えられる」と小規模校の価値を認めてきました。「12~18学級」を「適正規模」とすることに教育学的な根拠がないことも国会答弁で述べられていました。

それらの内容を2015年の文科省の統合「手引き」は「廃止」するとした上で、その理由として新たな「教育的根拠」を挙げています。それは近年重視されているとされる「言語活動の重視、グループ学習、ICTの積極的な活用、協働型・双方向型の授業」などです。しかし、そのためにどの程度の学校規模、学級規模が必要であるといった実証的な検証や根拠には一切触れられていません。また「切磋琢磨」といった自治体レベルで多用される俗説的な用語すら用いられています。そのようなあいまいな根拠に基づいて、「単学級以下校の統合の適否を検討」といった学級数に基づく詳細な基準を示しているのです。

また、小中一貫校の教育学的根拠について、文科省小中一貫教育制度研究委員会が公表している「学習指導上のメリット」には、「①全国学力・学習状況調査等の学力調査の結果の向上、②児童生徒の学習意欲の向上」を含む4点が、実証データを添えずに挙げられています。これは2014年に実施された導入自治体や学校への総花的なアンケートによる文科省調査に一定程度基づいていると思われます。しかし「一貫校と非一貫校を同一条件で比較した実証的な研究は存在しない」という2015年法改正時の文科省による説明の状況は現時点でも大きく変わっているわけではありません。

小中一貫教育導入の根拠は、2000年の広島県呉市でのスタート時点では「中1ギャップの解消」と、「発達の早期化による4年生と5年生の間に生じる発達の段差」でした。それに対応した「4・3・2制」の時期区分が提起され、施設を一体にする根拠として示されました。いわば「口実」的にではあれ「小中一貫カリキュラム」を実現するために、小中一貫校を開設する、というロジックが採用されていました。独自教科や小中前倒しのカリキュラムを作成した東京都品川区などがその典型でもあります。

しかしその後、「中1ギャップ」「発達の早期化」に科学的根拠がないことが国立教育政策研究所などからも提起されるに至り、近年は小中で指導方法などをそろえる「小中スタンダード」の一貫性、「学びの連続性」などに置き換えられる傾向が見られます。

後発自治体で無視される教育学的根拠

特に後発で小中一貫教育を導入し、公共施設再編優先で統廃合や小中一貫校計画を進めようとする埼玉県などの自治体において、教育学的視点を軽視する傾向は顕著です。埼玉県教育委員会が2020年に発行した「小中一貫教育ガイド」は、すでに古くなった「中1ギャップ」に依拠し、全国的に小学生の不登校率が急上昇する以前の2012年のデータに基づいて、小学校から中学校に進学する際「心的不安のため」不登校率が上がることを根拠に小中一貫教育の効果に言及しています。また「9年間を見通したカリキュラム」「学びと育ちの連続性」といった内容も、具体的説明のないまま挙げられています。

そのような県教育行政の下で統廃合、小中一貫校計画を進めている埼玉県上尾市などでは、教育学的根拠の説明に乏しい計画内容が見られます(本誌29~31ページ)。重視されるのは学校と対人口比と開設場所であり、既存校の順列・組み合わせのような様相すら見せています。「適正な学校規模づくり(この用語は一般に用いません)」「施設の健全化(老朽化した校舎の改修を意味する)と複合化」が方針に掲げられています。さらに市独自基準として「許容できる最適規模の基準」を1校当たり「12学級、246人」と大きめに定め、下回る学校は統合対象になるとされています。

東京都清瀬市でも、小中一貫教育導入の根拠に一切触れない、小中一貫校を含む全市の統廃合計画が公表されました。適正規模も「(1学級)30人程度で概ね25~34人」、学年3学級以上と、やはり大きめの独自基準で設定されています。これに対しては市民の反対運動が起き、小中一貫の部分について教育委員会は計画変更を余儀なくされました。

これらの自治体に共通するのは、東洋大学PPP研究センター(上尾市)、トーマツ(清瀬市)といったコンサルタントの強力な指導です。人口に応じた機械的な学校配置、民営化、複合化の推進といった方針は共通しています。トーマツの場合、保護者、住民向けに教育委員会に代わって直接説明をも行っています。いずれも、子どもの成長・発達を学校がどのように保障していくのか、という視点がきわめて弱いのが特徴です。そして両自治体とも市民の共同による見直しの運動が進められています。

強引な推進に利用される教育制度─教科担任制、コミュニティ・スクール

小中一貫教育、小中一貫校の教育的効果に根拠が薄いせいか、推進には他の教育制度も併用されてきました。すでに当初から、京都市、東京都三鷹市などは、学校運営協議会を擁するコミュニティ・スクール制度を小中一貫校とセットで導入し、活用してきた経緯があります。三鷹市では、離れた中学校と小学校をセットで「学園」として、施設分離型の小中一貫教育を行ってきました。教員の負担が大きい小・中「相互乗り入れ」授業が当初から導入されています。これは中学校区を小中一貫教育の基礎単位にして、中学校と1校あるいは複数の小学校をグループにしてコミュニティ・スクールとする、広く用いられる手法につながっています。

例えば、公共施設再編で削減率20%を数値目標とする静岡市では、小中を43中学校区でグループにして独自の小中一貫教育構想を立案させています。来年度より本格実施ですが、すでに周辺部の小規模校はすべて施設一体型一貫校に再編し終え、今後、市内の小規模化したグループから、地域からの「要望」さえあれば施設一体型校に改修していこうとしています。

2017年の地教行法(地方教育行政の組織及び運営に関する法律)改正により、学校運営協議会の設置努力義務が自治体に課され、さらに複数校を対象にしたコミュニティ・スクールの開設は小中一貫教育につながるものとして位置づけられています。

単にコスト削減であるのみならず、従来、昭和の合併以前の自然村、生活圏であり、住民自治の基礎単位でもある小学校区を解除して人工的に中学校区にまとめていくことは、地域の新自由主義的な再編にも大きく寄与するでしょう。

また、小中一貫校は、品川区での導入などをはじめ当初から、小中接続部にあたる5、6年生の教科担任制を推進していくことが制度の1つの「メリット」とされてきました。これは2017年の小学校の教育課程への「外国語」導入以来、加速する傾向が見られます。その際、中学校英語教員を小学校の外国語の授業に充てることの有効性が指摘されてきました。

さらに2020年の「義務教育9年間を見通した指導体制に対する調査研究」、2021年の「義務教育9年間を見通した教科担任制の在り方について」などによって、来年度からの「教科担任制」本格実施が公表されました。そこでは英語のみならず、算数、理科、体育への教科担任制の拡大、といった方向性が示されています。そのねらいの一つに「小・中接続」も挙げられます。

しかし文科省が予定しているのは、あくまで教員加配(毎年1000人程度であり、予定の4年間でも1校1名に満たない)のみであり、すべての学校で指定の教科に教科担任制を導入すると、教員数は圧倒的に不足しています。そこで各自治体は、もし本格実施に従うとすれば、自前で教員を加配するか、普通の小学校・中学校を小中一貫校、義務教育学校に移行させて小・中で教員配置を工夫する方法をとる方向性を余儀なくさせられていきます。

しかし子どもの生活指導面を考えると、高学年期に担任が行う学級づくりは、リーダーシップや自己有用感を育てるその発達段階にとって大きな意味を持ち、教科担任制が学級の「荒れ」など指導の困難につながりかねないことはかねてから指摘されています。もし専科教育の重要性を言うならば、十分な教員配置を保障すべきでしょう。

おわりに

鳴り物入りで導入された「義務教育学校」は、2016年に22校、2017年に26校、2018年に34校、2019年に12校開設されていますが、約3分の1が全児童・生徒数99名以下の小さな学校です。中には小中併置校からスライド移行した数名規模の学校もあります。共通するのは、地域に学校を存続させるために小中で校長1名の同制度を活用している点です。

前述したように、明らかに子どもの成長・発達保障の目的からではない大規模な一貫校、義務教育学校の計画も進められ、制度活用は二極化しています。

しかし、根拠が十分ではない「教育的効果」論や俗説であっても、教育行政が保護者に対して宣伝に利用する手法はきわめて積極的、かつ有効的に行われています。小規模校や複式学級のデメリットを用いて不安をあおり、地域住民を教職員から分断させる手法は全国で共通しています。逆に言えば、保護者による統廃合や小中一貫校のデメリットについての学習は、地域の学校存続に大きな意味を持ってきます。優れた小規模校の教育実践のイメージを持っているかどうか、といった点も運動にとってカギになるでしょう。

【注】

山本 由美

横浜国立大学教育学部教育学科、東京大学大学院教育学研究科教育行政学専攻修士課程を経て、同博士課程満期退学。2010年度から和光大学の教員、現在に至る。2019年から東京自治問題研究所理事長。著書『学力テスト体制とは何か~学力テスト・学校統廃合・小中一貫教育~』花伝社、『教育改革はアメリカの失敗を追いかける』花伝社。共編著書『新自由主義教育改革』大月書店、『「小中一貫」で学校が消える 子どもの発達が危ない』新日本出版社など。

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    2025/2/17(月)

    私は館山市で学校再編検討委員会委員(議員の立場で)でした。※以下:委員会と表記。館山市でも学校再編が進められています。

    さて、私が委員会に携わって感じたのは、「みんな母校をなくしたくない」と想っているということでした。私は館山市の出身ではありませんが、私の妻は『母校の館山市立那古小学校をなくさないで!』と言っていました。
    では、私の母校はというと「保田小学校:現在は道の駅保田小学校」です。私は小学校の3年間は鋸南町立保田小学校(同級生72名)、あとの3年間は富津市立環(たまき)小学校(同級生26名)で過ごしました。
    そして実際に委員会に参加する時には、市役所の職員から『議員の発言は重いので気をつけて。』と言われ、非公開の委員会であったのにもかかわらず自由な発言が出来なかったように思います。

    では、委員会での状況や情報はというと、①館山市10地区の内9地区の保護者からは、『切磋琢磨は必要』『クラス替えができる人数を望む』『サッカーや野球といった部活ができる規模を望む』といった保護者の意見。②市役所職員が『子どもたちの意見がないかと探した。そうしたら、富津市立環小学校の子ども達の感想がHPにあった。感想としては、学校統合をして友達が増えて良かった。楽しい。』といった感想であったというものでした。③元教師の委員から『複式学級の教職員の負担を考えて!』との訴えもありました。また、教員免許を所持する友人も同意見でした。④教育長から『標準規模校と小規模学校での、生徒1人あたりの財政的負担の差』の話もありました。⑤『市として神余地区のみを小規模校として認めてしまうと、他の地区との平等性に欠けるのではないか?また、神余小学校を小規模特認校にすると、スクールバスの駐車スペースもない。』といった状況でした。
    問題として…
    1.教職員の負担の問題
    2.生徒の部活動の問題
    3.財政の問題
    4.生徒の人間関係が悪化した時などの際の、クラス替えの問題。
    といった問題に解決策を示せないと、なかなか学校統廃合に対抗でききれないと実感しています。

    2025/2/3(月)

    静岡県駿東郡小山町でも、一部地区の小中一貫校化が町長より宣言されました。その地区では、コミュニティスクールで協議され、町民側からの「学校がなくなるよりは一貫校化したい」、という強い要望に町長が応えた、という体です。その地域は、小と中が併設されており、一体型の一貫校として将来施設も統合する、ということのようですが、町内にある他の2校の中学校と、付随する小学校も、数年後に順次、それぞれ施設分離型の一貫校化する、と言われています。(3つの一貫校ができる)。そうすると、小学校は統合しなくてよくなるということを言っているのですが、その根拠は何も示されていません。まさにここで読んだようなメリットが謳われているのですが、教科担任制(かつ教員の負担減)も中一ギャップの解消も、分離型一貫校でどのようになされるのか、十分な説明もありません。R4~5年度にかけて、「小山町の学校の在り方研究会」というのが教育委員会で2年間行われていて、町のHPに議事録もあるのですが、そこで提言としてまとめられようとしていた複数案の中の一部を取り出して、「研究会でも検討された案」といった切り出し方をしています。(まとめ提言は、議事録では町民に公開するとなっていたが、町長の一存で非公開となった)
    ここで読んだような、教育とは別のところの力で、何か無理に事が進んでいるように思いました。最終的にそれが最適解だとしても、町民全体で課題を認識して、教育を本気で考えた上で選択していきたいと感じました。。

    2023/6/23(金)

    結局、教育ではなく経済が優先されていると思いました。人は単なる数として考えられてしまう。私たちは将棋の駒として扱われているのですね。こういう計画を立てる人は人の親になったことがあるのだろうか。我が子が、どんな環境で育つか心配ではないのか。政治家と公務員は十年以上の教職経験を、させるべきかもしれません。こうして少子化は更に進むのですね。

    2023/6/3(土)

    奈良県香芝市においても、2023年3月議会において香芝市と香芝市教育委員会から今回初めて急に学校再編基本方針が出ました。その方針中には小規模校とは言えまだ200人以上の児童がいる南北の端の学校が5年後の統廃合対象校として名前が出され、地域の保護者や自治会の方々が大変びっくりされております。今後学習会をしながらこの方針変更を訴えていくつもりです。

    2023/2/15(水)

    現在、子供の通う学校に統廃合の話しが出ています。教育委員会からの説明を受け、理解は出来るが腑に落ちない・賛成していいのか反対していいのか分からないという状態に。しかしこちらの記事を読んで、なるほどと思いました。
    声高に掲げられる統廃合のメリット、小規模のデメリット。同市で既に行われた統廃合についての実績データ。どれも大人の都合が見え透いてます。
    そして統廃合までの時期のスケジューリングも既に教育委員会が計画案として出してきており、とても一方的です。ですがそのスケジューリングでは、児童や保護者・地域の考える時間はあまり設けられていません。
    子供のため。これを魔法の言葉にしてるだけで、本当の「子供のため」の説明が殆どない説明会だったんだなと、気付くことが出来ました。
    保護者としては、教育委員会が言うから統廃合した方が良いのだろうなぁではなく。本当に良いのか?と常に疑問を持ちながら考えていきたいと思います。

    「ゆとり教育」という言葉が一部では差別用語のように使われますが、その世代の方達に非はなく国の勝手がそうさせたのだと思います。大人の勝手に子供達が振り回されて我が子が将来○○世代という差別用語に晒されないかが心配です。

    2022/11/4(金)

    大阪府交野市の市民です。当市でも施設一体型小中一貫校建設計画が持ち上がり市長選の争点になり、建設計画をストップし、小学校の統合のみに留める案を提示した候補が現職を破りました。
    私も建設計画ストップを支持しています。近隣市の情報は、手に入りますが全国的な動きや国の動向までは難しいです。
    そんな時、先生の論文を紹介されました。求めに応じての如くです。
    相手の懐に飛びこんで、何故行政が施設一体型小中一貫校に拘るのかもよく分かりました。

    2022/5/19(木)

    八開地区に居を構えています。ハザードマップで見ても、安全な方だと思うのですが、いざ住民が避難するとなると旧役場の建物は使用していないので、自ずと小・中学校の体育館になるわけでしょうが、それすらも奪われてしまうのかと不安です。
    子どもたちの日々の安寧、成長を見守りづらくなるだけでなく、大人たち、特に、高齢者の生活も脅かしかねないと思っています。
    広い視野で、丁寧に取り扱ってほしいテーマだと思っています。

    2022/4/30(土)

    三鷹市立小学校に通う子の親です。中学校区をベースにした運用に触れている点に特に同意します。
    小中一貫制に伴う先生方の負担は保護者から見えないものが多いので、保護者が同制度に反対する理由は特には生まれなくて当然です。例えば、小中相互乗り入れ授業をしたからといって自分の習った小学校(中学校)の先生が翌年度転任しないとは限らないことにあまり疑問を持たない保護者が多いです。
    また、(市内各小学校10%後半~40%とばらつきはあるものの)中学受験を経て公立学校区から脱出する子にとっては、小中一貫制による学園意識の醸成に先生方のリソースを取られる、中学受験がありえない前提で教育される、負担のかかる学園合同行事があるなど、デメリットのほうが強いのです。市教委は①自校区100人ちょっとだけではなく隣接校区にも地元の知り合いがいることになる・②指定中学校に進学する意欲が高まり中学受験を辞めた子も出た、などメリットを強調しています。これらメリットのためにリソースを割くのは道理がありません。  小中一貫制で不登校が減ったとのアピールも大々的にされています。不適応の子が少ないというよりは、不登校の範囲にかかっている子を範囲外になるように各先生方が努力されたのではと思ってしまいます。ひどい成績を取る子を◯%以下に抑えるといった数値目標や、すぐ帰ったり誰とも会わなくても校地に入れば登校したことにするといった個別対応は保護者には見えないものです。
    コミュニティスクール制度も、地域人材は基本的にPTA役員経験者で構成されており、学校運営を見守るというよりは追認する機関でしかないです。かなりの不祥事が起きた際にも、教員配置を増やす、保護者ボランティアを募って実質は校内監視要員として来校してもらう、補習事業にリソースを振り向けるといった提案はなされかったほどです。小中一貫制に伴う改革として導入されたように見せるには不足です。委員によるアンケートも内容よりやった事実がまず大事なレベルに終始しています(そもそもゲーム・スマホを持っていない世帯に「ゲーム・スマホの使用ルールは決めていますか?」と聞いたり、小学生とその親に「試験前の勉強は計画を決めていますか?」と聞いたり、選択した人が1%以下の肢は0%と表示されたり、コンサルタントとして入っている大学教員に指摘された事項が翌年度以降のアンケートに反映されていなかったりと、ずさんです。

    2022/4/20(水)

    学校を統廃合すれば地域の衰退になるのではなく、地域が衰退したから学校を統廃合するわけです。
    現状は生徒数で学校の教員数が決まるのだから、生徒数が減ると免許外教科が増えるので優れた小規模校というのであれば教員数を増やす必要がある。免許外教科の教員がいる学校は優れた小規模校とは言えず、最低限以下の小規模校といえる。少なくとも免許外教科がある学校が小規模校の魅力とかを言うのはやめてほしいですね。保護者や生徒から見れば免許外教科がある学校など嫌です。
    また、学校が廃校になる地域の高齢者が、文句を言う権利は一切ないと思います。学校が廃校になる地域の高齢者には地域を衰退させた責任があります。自分の子供は都会に出て行っているくせに学校を統廃合するな!などというふざけた高齢者すらいます。