イスラエルの変革とパレスチナの解放

シオニズムの虚偽と侵攻入植=植民地主義による民族浄化の終決を求めて

    シオニズムの虚偽と侵攻入植=植民地主義による民族浄化の終決を求めて
    書籍名 イスラエルの変革とパレスチナの解放
    著者名等 木村 公一 (著)
    価格 ¥1,430(税込)
    発行年月日: 2025年1月1日
    ISBN-10 4868260111
    ISBN-13 9784868260110
    C-CODE C0036
    ページ数 192ページ
    本のサイズ A5

書籍の内容

ガザの人々に光を!

イスラエルのガザ地区侵攻から2年余り。この間、7万人近くのパレスチナ人が命を落とし、大量殺戮・民族抹殺の様相を呈しています。本書は、この状況に至るまでの、ユダヤ民族の宗教的亀裂・イスラエル国家建設の過程、欧米諸国の致命的誤り等を、史実に基づいて淵源に遡って解き明かしています。

目次

推薦のことば(石川捷治)

はじめに:問題の在り処

  • 民族の解放と伝統の復権
  • 「ユダヤ人問題」:宗教から民族へ
  • 本書が取り組む諸問題と執筆の動機
  • クリスチャン
  • シオニズムの問題
  • 本書は誰のために何のために書かれたか
  • 日常的希望と根源的希望

第1 章 パレスチナにおけるイスラエル問題への関門:民族全体に及んだ虐待の傷跡

  • ふたりのパレスチナ人との出会い
  • インド建国の父ガンジーの反シオニズム
  • 反シオニスト運動への連帯

第2 章 近代の空白領域:ナショナリズムについて

  • ユダヤ人解放令とヨーロッパ社会
  • ユダヤ人解放令
  • 近代の空白領域:ナショナリズム
  • バーリンのナショナリズムの定義
  • イスラエルが嵌(は)まった罠:「犠牲者意識ナショナリズム」

第3 章 アブラハム/イサク/イシュマエルとは誰か

  • 「アブラハム」とは何者か
  • 創世記のアブラハム伝承
  • アブラハムとその子イシュマエル
  • アブラハムに与えられた「約束の地」

第4 章 古代イスラエルの伝承と歴史

  • 創世記の歴史的背景としてのシュメール文明
  • 用語の整理(史実伝承歴史)
  • 族長アブラハムとその出自
  • イスラエル民族の歴史的起源
  • モーゼと出エジプト
  • アグノンのノーベル賞受賞スピーチ

第5 章 シオニズムの物語とその思想

  • ディアスポラという生き方
  • ディアスポラ思想の源泉
  • 「追放なき離散」と「郷土への再結集」
  • 歴史学と宗教的伝承
  • アグノンのノーベル賞受賞スピーチ
  • アーサー
  • ケストラー:ナチズムの人種主義を克服するために
  • 「追放と離散と帰還」:共同想像はいかにして成り立つのか
  • 19 世紀以来のシオニスト
  • ユダヤ人のパレスチナ入植の論拠

第6 章 イスラエルの「建国宣言」の批判的考察

  • 「イスラエル国建国宣言」
  • なぜ「シオニズム〔共和〕国」としなかったのか
  • 「イスラエル国建国宣言」の本文と批評

第7 章 シオニズムの源流:近代クリスチャン・シオニズム

  • 「ヨハネの黙示録」とは何か
  • ディアスポラ(離散の民)としてのユダヤ人
  • 17 世紀イギリスの時代背景
  • 「千年王国」運動の社会的衝撃
  • 清教徒の聖書学者= トーマス
  • ブライトマン
  • 「ヨハネの黙示録」20 章:「千年」とは
  • ユダヤ人の「郷土への帰還」は「千年王国」の始まりのしるし
  • ユダヤ民族国家の復興のしるしとしての千年王国論

第8 章 近代シオニズムを創作した「偉人」たち

  • モーゼス
  • ヘス:シオニズムの先駆者
  • ヘルツル:「ユダヤ人国家の父」
  • ゼエヴ
  • ジョボティンスキー「鉄の壁」の存在理由

第9 章 シオニズムとは何か

  • 20 世紀初頭の社会思潮とユダヤ人の若者たち
  • ユダヤ人をユダヤ人たらしめているもの
  • ユダヤ教徒からユダヤ民族主義者(シオニスト)へ
  • シオニズムの五つの性質
  • シオニズムの六つの形態
  • 現代クリスチャン
  • シオニズム:トーマス
  • アイスの場合

第10 章 ナチス・ドイツに対するシオニスト諸機関の加担

  • ヘンリー
  • モントールの「選別」
  • シオニストとナチスの共謀
  • ナチスとユダヤ機関との取引
  • 初代首相ベン
  • グリオンの表と裏
  • なぜシオニストはナチスに操られナチスと協働したのか:その思想的な類似関係

結びにかえて「犠牲者意識ナショナリズム」の罠

  • 「進歩」を疑わなかった19 世紀知識人たち
  • 「犠牲者意識ナショナリズム」
  • 相互に異なった記憶の闘争から記憶の連帯へ
  • イスラエルの犠牲者意識ナショナリズム
  • 国土(領土)とユダヤ人の律法
  • ナチズムとシオニズムとの鏡映関係
  • ドイツ純血主義の焼き直しとしてのシオニズム
  • 「自然は民族を創らず、ただ個々の個体(人間)を創るのみ」

あとがき

投稿

  • ホルスト・クラインシュミット:「言葉を越えた連帯」
  • 資料

    • 全米長老教会(PCUSA)「キリスト教シオニズムへの加担の告白について」