町内会・自治会の特質と現代的課題

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町内会・自治会を加入率減、担い手不足の悪循環から救い出し、時代の課題に応(こた)えられる組織に転換していくべきいま。地縁組織の特長をふまえて、住民と自治体の課題を考えます。

町内会・自治会のいま─長い転換期─

いま、あらためて町内会・自治会のあり方が注目されています。その背景には、深刻な大規模災害に見舞われた都市でも農漁村でも、近隣住民の助け合いや支えあいが重要な役割を果たした事例が多くみられたことがあります。災害直後の救出から避難所・仮設住宅の暮らしを通じて、同じ地区で生活をともにする人々の気心の知れた関係は、生活の迅速な再建に欠かせないものでした。また、「集落消滅」から「里山・里海」再生に向かう活動のなかで、地域再生の基軸として、集落の意味が再確認されてきました。

しかし、災害も高齢者介護も先のことと思いたい地域住民にとって、町内会・自治会の存在は影が薄く、マイカーとコンビニとSNSがあれば、隣人との付き合いは不要と思われることも多いのが現実です。その背景には、日々の仕事や生活に追われるなかで、いま地域がどうなっているかの情報もなく、直接関係のあること以外はなるべく関わりたくないし関わる余裕もない、という住民生活の姿があります。そしてそのために、こうした住民で組織される町内会・自治会は、組織への加入率の低下や役員のなり手がないという、組織存続の条件を欠く事態に追い込まれようとしています。

人口減少に転じた社会の構造転換は、地域でもそれへの備えをゆるがせにできないものにしてきています。震災を契機に、一時期注目されていたNPOやボランティア団体も、その守備範囲が明らかになってくるなかで、町内会・自治会などの地縁型組織の意味と役割とが、あらためて問われるようになっています。

(1)世帯の縮小と地域課題の変化

情報化を基盤とする日常生活の利便性の向上は、地域生活面での共同の必要性を低下させ、それが生活単位の縮小、すなわち小規模世帯の急増をもたらしています。この過程は少子高齢化の進行と並行関係をもって進んできました。

町内会・自治会は、住居=世帯を単位として組織されています。そして、世帯内の問題は世帯内で処理し、地域組織は、地域環境の整備や交通安全・防犯の活動、そして住民総出の地区行事という、世帯を超えた領域での活動を行えばよい、という役割分担ができていました。しかし、単位となる世帯の人数が減って家事や育児、介護の負担が重くのしかかるようになり、同時に非正規雇用の拡大と貧困層の膨張、それとあわせて進む公的福祉施策の後退で個人や世帯の負担が増え、地域の活動に参加することがむつかしい世帯が増えてきました。こうした状況下では、町内会・自治会が従来通りの組織運営や活動をしているだけでは、組織加入率や行事参加者が減少するのは当然のことでした。

世帯(家族)の縮小=個人化が進むなかで、町内会・自治会には、多様な条件を抱える住民個人を対象とした活動を行うことが求められるようになってきました。現代の町内会・自治会が直面する問題は、町内会・自治会について住民の理解や関心が薄いことだけでなく、世帯の構造変化から生じてくる問題が底流にあることを見落としてはなりません。

(2)地域行政サービスの縮小と町内会の広域再編の動き

このような状況のもとで、行政の側からは、分権の名により、住民自治と、住民と行政との協働が叫ばれるようになりました。地域組織の弱体化が進むまさにその時に、より大きな期待が地域組織に寄せられるという矛盾に、地域は直面することになっているのです。

そして、住民組織への加入率の低下が止まらないことがみえてくると、これらの組織の協力をえて末端業務を行ってきた行政も、地域組織へのテコ入れ=再構築を迫られてきました。町内会・自治会よりも広域の学区規模で、住民組織の再編を図る動きです。地方自治法上の「地域自治区」をはじめとして、従来から行政部署ごとに縦割りで囲い込んできた各種の住民組織を、すこし広域で住民自治協議会等にまとめ、各組織への補助金を一括交付金化して、その運用を住民協議会の自治に委ねる、というものです。

こうした住民組織の広域的な再編にあたって参加諸組織の対等性が強調されることがありますが、その基礎組織となるのが町内会・自治会であることに変わりはありません。他方で、近年の市町村の福祉計画では、町内会・自治会より下位の単位の組や隣組の役割に注目する動きも強まって、地域の活動への期待は高まっています。

長い伝統をもって地域の自治を担ってきた町内会・自治会は、今後いっそう進む少子高齢化の、多様で深刻な状況や課題に応じた組織と活動の見直しを迫られています。孤独死の防止や認知症住民の徘徊(はい かい)・生活の見守り、子どもの安全、空き地・空き家の管理など、新たな課題が生まれてきており、こうした課題に後押しされて、会の運営と活動の新たな展開を図る動きも出てきています。大きな課題をまえに、立ちすくむ地域もあるでしょうが、多くの組織は徐々にではあっても体制を整えようとしているといってよいでしょう。住民自治の力量は、厳しい課題に立ち向かうなかで鍛えられていく面も持つのです。この特集の以下の事例は、そのことを立証してくれます。

本章は、町内会・自治会の基本的性格とその可能性について、総論的に検討することを課題としています。

地縁組織の特徴と町内会・自治会

町内会・自治会の起源を、その全国的な制度化が行われた1940年の内務省訓令「部落会町内会整備要領」に求める見解があります。しかし、この時に、多様にあった会の名称を統一して町内会に変えた市町村であっても、地縁組織自体は、その前にも後にも長い歴史をもっています。地域住民の自治を考えるときには、国の政策だけを基準に判断するのでなく、実態として存在してきた住民組織の歴史をふまえることが必要です。

住民がある土地に生活の拠点を置いて生産・生活を行うためには、一定の条件整備が必要で、そこには住民の共同の力に依拠するしかないことが多くありました。

歴史的にみても、藩政期はもちろん、明治期に入って以後も、土地を持つ者と持たない者とで認められる権利に差はありましたが、その地域独自の共同社会関係を無視して政策を強行しても、現実は動かなかったのです。

明治初期に政府が政策的に導入した大区小区制が機能せず、旧来の町村に基礎を置く制度に戻されたこと(郡区町村編制法、1878年)、あるいは占領軍の町内会禁止令のもとでも町内会は実質的には存続したのがその例です。

(1)地縁組織としての特徴

グローバル化が進む時代になお、生活の場での住民の組織や関係が注目されるのはなぜでしょうか。この問いを解くカギは、地域組織が地縁関係に基礎を置くものであることに見出せます。

人間は生身の存在として、足を置く大地なしに生きていくことはできません。そして、同じ地域に留まる者の間には、意識するしないにかかわらず何らかの関係が存在し、現在でも、比重は低下したとはいえ、その点に変わりはありません。自然災害も、環境問題や各種の地域的な人災も、特定の地域範囲で、程度差はあれ、そこに居住するすべての人を巻き込んで害を与えます。深刻な災害時には、ほとんど例外なく『災害ユートピア』(R・ソルニット、亜紀書房、2010)が出現しますが、そこでは性・年齢も職業も家系も民族・国籍も関係なく、同じ場所にいるということが、かれらの関係を規定します。それが地縁関係の基本です。

こうした地縁関係は、地域生活の単位を基礎に表われてきます。人の暮らしの基準となる土地をめぐる人間関係(地縁)は、生活の単位組織の所在地、すなわち住所を基本とします。そのために、住居(及び生計)を一にする世帯(単身世帯を含む)が、その構成単位となります。

住民の生活は、その「区域内に住所を有する者(住民)」同士の関係の上に成り立っています。もちろん今日の住民の生活領域では、地縁による関係は限られたものとなっていますが、それでも地域の利便性、快適性、安全性等を高めるために、問題点を取り上げ、議論して、より多くの住民が満足できるものにするように協力し合うことが必要です(この取り組みを「地域共同管理」と呼びます)。地縁組織である町内会に求められるのは、この地域共同管理の機能を果たすことです。

(2)地縁組織の重層性

地域区画には広狭両面があり、広域の地域管理は行政や公共企業体等の業務です。そして、公的管理が及びにくい狭域こそが、住民が共同で行う管理の区域です。その狭域を生活の場とする住民が、自らの頭と手で、より安全で快適なものにしていく取り組みのためにつくっているのが地域住民組織です。それが町内会・自治会が追求する「近助」(山村武彦『近助の精神』金融財政事情研究会、2012)の関係であり、地域組織運営の原点です。

人の縁は多様ですが、地縁は他のどの縁よりも普遍的で客観的なものです。

グローバル時代にまだ町内会か、と考える人もいるでしょうが、政治学者の坂本義和氏は、グローバル化で主権国家は相対化されて一種の「地方自治体」となり、重層化された各種の「共同体」的連帯が広がるであろうことを想定しています(『人間と国家』下、岩波新書、2011、229頁)。身近な生活の場でも、地域生活がより快適なものとなるように地域共同管理を充実させることが期待されるのです。身近であればこそ、近くの人びとの自分たちの力でしかできないことがあるのです。

この役割を自覚的に組織化し、より適切かつ有効に管理するには、地域組織は、全世帯、全住民に開かれたものでなければなりません。したがって、町内会・自治会は、全世帯、全住民が参加する権利(義務ではなく)をもつものです。また、地域組織は、そのようなものとして、特定分野での活動を目指す市民組織とは異なって、地域を代表する包括型の組織であり、行政との接点をもつ組織です。こうした活動の経験は、隣にいる人が「赤の他人」ではなく、「遠くの親戚」以上に頼りがいのある人であることを知ることで、他者や公共に関心をもつ第一歩となり、また、社会関係資本の構成要素ともなるのです。

(3)退職住民の活躍の場づくりの支援

地域には多様な世代の住民が生活しています。かれらが地域で隣人同士、十分な交流機会をもてないでいることが、その能力を発揮できないでいる大きな原因となっています。その背景には、組織が住民に十分開いていないことがあるように思われます。この隘路(あい ろ)の打開のために、先ず強化が求められているのが情報発信力の向上です。町内会・自治会の未加入者が、加入しない理由としてあげる主な理由は、「多忙」と並んで「地域のことがわからない」ということです。情報発信の重要性に見合った人材の確保と広報体制づくりがぜひとも必要ですが、各種の職業で情報発信の経験を積んだ退職者が地域にもどってきています。この人たちの組織化が重要なポイントです。

さらに最近、子ども会が、子ども数の減少で世話をする親も減って負担増となり、それが支障となって子ども会を解散する事例が多いことに胸が痛みますが、子ども会の行事を老人会と一緒にしたり、必要に応じていろいろなお手伝いをしてくれる「お助け隊」を組織したりする例も聞かれます。

地域では、多様な役割を住民みんなで協力して担い合うことができます。お互いの負担を均(なら)して、無理なく役割を果たしあえる関係をつくることが重要です。そこでは、コンピュータ操作等の得意技で高次の役割を担う人もあれば、住民の誰もができることはみんなで少しずつ担当するということもあるでしょう。いずれにせよ、“つながり”とは「役割を担い合うこと」であり、それが地域で生きる活力を生みだすことにもなります。

町内会・自治会の活性化と自治体の役割

町内会・自治会が取り組む課題の多様化、困難化は、この組織が地域の企業や学校、福祉施設、あるいは種々の市民団体、NPO等と、相互協力体制を築いていくことを要請しています。しかし現実には、なかなか連携が進んでいないのも確かで、その理由は、町内会・自治会にたいする理解の違いや、両方の団体の誕生の歴史的経緯の違いもあって、組織間の接点がなかなか見いだせないことがあります。いったんつながりができれば、連携の有効性が確認できるだけに残念なことです。

連携のためには、両者とつながりをもつ行政の役割が大きいのですが、行政組織も、地縁組織と市民組織で担当部署が分かれているところもありますので、先ずは行政内で連携の意義を確認することが必要です。行政職員や専門的なアドバイザーによる支援の体制づくりは、今後の町内会・自治会の活動の展開で重要な一歩となると思われます。また、市民団体についても、自分たちの活動を住民生活の原点に根付かせる大事な経験となるように思います。

町内会・自治会の活動を行政下請けとひとくくりで捉えて論難する議論は、この組織の内外にあいかわらず多くみられますが、現代の生活が公共的な対処を必要とするライフラインにつながれ、ごみ処理から街路灯の維持管理まで、多くが公共的な事業として行われているだけに、住民の組織的な参加が欠かせないことも明らかです。行政と住民とが担う役割の関係を含めて共同で議論する必要は増しています。批判する人自身が組織の担い手とならなければ解決しないのが地縁組織です。

現実の課題をともに議論し、協働できる地域組織を整備していくことは、自治体にとっても欠かせない課題です。

名古屋大学教授、愛知江南短大学長などを歴任。共著『新版 地域分権時代の町内会・自治会』自治体研究社、2017年など。

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    ご意見・ご感想等

    ご意見・ご感想

    皆様からいただいた、ご意見・ご感想の一部をご紹介します。

    1/3(土)

    地元の清掃活動は地元住民が参加するにしても、本来行政が主催として行う行事であり自治会が担う業務でありません。お祭りなどイベントにしてもあくまでも有志だけがスポンサーを募って行えばよいだけの話であり、あるいは、地元の伝統を後世に残すにもあくまでも行政が主催となって複数の地域の伝統行事を統廃合して市町村の税金で運営すれば地域の伝統を残すことができます。もちろんイベント参加者希望者だけから参加費用をとっても構いません。新陸を深めるのであれば自治会以外の方法でも十分あります。

    1/3(土)

    自治会改革のまず第1歩は行政の下請けからの脱却です。決して自治会は行政の代行業者ではりません。現状では自治会本来の姿ではありません。法律の専門家から言わせていただくと現状では法律以前に日本国憲法の奴隷的拘束の禁止に明らかに反します。現状の自治会は協同という名ばかりではっきりいって事実上の強制労働と同じです。職業形態や生活スタイルや家族形態などが複雑化・多様化して現代では自治会活動を本業としない限り働きながらの掛け持ちは事実上限界があるのは事実です。現状の自治会のライフスタイルは原始的時代のように外へ稼ぎに行くことなくほぼ自給自足で最低でも3世代同居で職業形態は多様化・高学歴化もしておらず社会構造・生活スタイルも複雑ではなかった時代を前提しているのです。根本的に行政サービスシステムの在り方・構造を根本から制度設計しなおさなければいけません。

    2025/12/11(木)

    私の住んでいる街も、自治会が今年度で解散となりました。
    解散手続きをしている最中に、手続きの当事者の一人に伝えたことは、自治会は民主主義の一番身近な組織であること。日本は終戦後やっと民主主義を取り入れることができたことを話し、西欧が苦労して作り上げた民主主義を理解し育てていく必要があると、(偉そうに)言ってしまいました。やり取りは省略しますが(長くなるため)、相手の方の答えたことは、そんな難しいことは私には言うなとのことでした。私は非力でありますが、言うべきことは言うで会社生活をし定年、無職です。ただ、民主主義は皆で育てていくものだと思っております。

    2025/5/19(月)

    町内会の会長を夫にもつ妻です。高齢化した里山に住み、まさに役員不足で新しい規約をアンケートのもと立ち上げたのですが、影で何もやらない者は好き勝手な誹謗中傷を私にも向けてきます!
    主人はフルタイムで働いており祭日、第一土曜も出勤で平日も朝6時15分に出勤して帰宅は20時になるのに、なり手がいなく4年も役員をやらされて土曜、日曜も会議やら平日も回覧をパソコンで作成したり傍で見ていて、体調を崩したりするので大変心配です…
    去年は大腸ポリープを2個とる手術をしたり今年になってから下痢を毎日のようにしています
    又、4年のあいだに過食がとまらず肥満がとまりません
    本当は辞めて欲しいのですが、責任感が強いので聞き入れてもらえません。
    都内では自治会は不要な所もありますが、里山なのでいざと言う時は必要だとは思います。が、時代にあったシステムとは到底思いません。
    年寄りが多いのに運動会って…! 意味わかりません。

    2023/11/21(火)

    ・なかなか地域の「連携」が進んでいない理由は、町内会・自治会にたいする理解の違いから。また、両方の団体の誕生の歴史的な経緯の「違い」もあって、「組織間の接点」がなかなか見いだせないことがある。
    ・いったん「繋がり」ができれば、連携の有効性が確認できる。
    ・「批判する人自身」も、組織の担い手とならなければ解決しないのが地縁組織である。
    以上の点、共感できました。取り組みます。

    2023/5/16(火)

    なんとも、的外れなご見解ですな。
    我らが町内会と隣組、どっこい五人組は生きている。
    各世帯同士、そこそこ友好的。
    が、町内会規約とか言う、不文律に縛られ、待ったなしのドブ掃除等の労役が待っている。休むと「罰金」。額は天文学的である。よって、せっかくの日曜日を子供たちに詫びながらお父さん、お母さんが無理をしてまで参加となる。私は孤独死予備軍を自認しているが、町内会は前時代的、悪い意味でのおせっかい、プライバシーがなさ過ぎて困る。ごみ捨て問題、街灯をまるで”町内会”の役目であるかのように住民に思い込ませ、ちゃちな相互監視装置を据えている。退会者を非難し、引き留めるため。
    世の中、自分の意志で選べる場面は少ない。本当に。
    だからこそ、自治会、町内会必要論を無責任に唱えるあなたのような人物を全力で非難します。みなが負担を感じ、無くなればより良い。行政に全部返して税金でやれ。喜んで出す。

    2023/2/8(水)

    自治会役員をしています。自治会活動をする上で、自治会に直接関係のない、例えば「交通安全協会(登校児童見回り」担当の欠員補充とかの人選を半ば強要されます(他にも防犯担当、民生委員欠員補充のケースもあります)。
    この地域は地縁社会の色は薄く、また、労働者の高齢化もあり、なり手がいません。欠員の理由は死亡と高齢(フレイル)のためです。おそらくいろんな役職人選を押しつけてうまくいかなかったら自爆しろと言っているようです。何かうまくやる方法がないものでしょうか。

    2023/2/1(水)

    横浜市の町内会の役員ですが、今まさに担い手の不在の問題で存続の賛否の渦中にあります。OB世代の高齢化 体調不安、現役世代の就労延長化等で 元来の町内会執行対象年齢の空洞化により悩んでいます。
    幸い我が町内会は180世帯ほどの中に近年旧住民の新陳代謝による小型分割分譲住宅により若い世帯が10世帯程増えました。
    現会長の健康上の問題で役員の担い手が不在になる今、会長交代制・分業制・統廃合依頼と今度の役員会で提案しようと思います。
    地域の統括連合会には地主縁者ばかりで旧体制のまま何処か排他的な印象もあり 町内会町イコールその会の役員との関係が強いられそこも担い手の候補が敬遠するところです。その統括連合会は行政の下請をする事が至上で有り、それを下部の町内会にただ振り分ける様な存在となっています。
    これからの子育て世帯や高齢者の意見を聞いて手探の状態です。
    中田様の仰る必要性 意義 行政の下請本当に良く分かりやすいのですが、今後どう説いて進めるか悩んでいます。
    中田様の文章はわかりやすくとても丁寧で助かりました。ありがとうございます。

    2022/11/30(水)

    都市部ですが古い町の為、加入率は悪くないですが、町会の存在感が全くありませんでした。
    私は建築士で今迄沢山の住宅を建ててきましたが、それだけでは幸せになって貰えない。その地の環境が良くなければ、本当の良い住宅とは言えないと思い、無収入になるけれど、町会長に自らなりました。
    現在「災害時、死者ゼロを目指す!」という町会スローガンを掲げて、奮闘中です。

    2022/10/17(月)

    興味深く拝見させて頂きました。自治会の運営が困難で、市営団地を含む100世帯ある所が、自治会員は13世帯、来年度は5世帯となる見込みです どのようにしたら良いのか 話し合いを持ちましたが、連合自治会からは1世帯でも入る世帯が有ればそ存続してほしいとのこと。
    役員の問題もあり、私の住む地区の自治会は存続の危機です。中田様の論文を拝読させて頂きまして2015年から危機を感じておられたこと、課題をお考えになっておられたこと、参考にさせて頂きます。

    2022/9/27(火)

    町内会は地縁で成立していますが、人間が近くに生活することは良いことばかりではなく、悪いことも起きます。
    近所トラブルは普遍的にありますし、町内会の役員の同士の人間関係のトラブルも普遍的にあります。町内会は昔から存在し、かつ衰退していっているので、人々の関心を引きますが、魅力がないから衰退するのかもしれません。
    今回のコロナ禍で、町内会の殆どの活動は中止になりました。コロナ禍でも生き残った活動は、町内会とはあまり関係ない活動だったように思います。

    2022/8/26(金)

    ちょうどこの論文が書かれたころに自治会役員になり、今年で会長5期の者です。
    自治会が何をするところなのかさえよく知らないまま、役員を押し付けられいろいろ失敗を重ねながら、自治会制度の良い点・悪い点がだいぶわかってきました。自治体から時々くる調査のアンケートには、行政側の考えを否定させないような選択肢が並べてあるので、研究者の方々にも少し真実と違う情報が届いていそうな気がします。この論文はとても素晴らしいと思いますが、自治体側に立っており、自治会側からみると少し困った考え方です。
    自治会は任意の自主組織です。私たちの自治会の目的は「地域住人の親睦を図り、安心して暮らせるまちづくりをする」ことです。だから、暮らしやすくするための防犯、防災、衛生他の問題点は、地域の意見をまとめて行政に対策依頼を出します。しかし、そのための検討会議や実行協力を自治会に要求してくるのは明らかにおかしいです。私たちは要求を断れないので実質的に下部組織です。それらの負担は自治会の役員が背負うことになるので会員同士の役員の押し付け合いが始まり、退会希望者が続出します。加入率の低下や役員のなり手が減少して、組織存続の危機に追い込まれている最大の原因は、少子高齢化でも忙しいからでもなく、自治体が行政サービスを押し付けてくるせいです。自治会が存在するせいで「地域住人の信頼が崩れ、憎しみを隠しながら生活しなければならない街」になっています。
    結局一部の人間が全てを背負っていかなければ成立しません。また、最近は役員を引き受けないことを入会条件にする人が増えています。自治会加入率を増やしても、役員を引き受けてくれなければ意味がないどころか、逆に役員の負担だけが増えてしまいます。このようなことから当自治会では新規加入者は募集せず自然消滅する日を待っています。協働できる地域組織を整備していくことは、自治体にとっては欠かせない課題でしょうから、自治会に頼るのではなく、しっかりとした正式な下部組織を作り上げることこそが重要だと思います。

    2022/6/30(木)

    定年で故郷に戻ってきて、公民館(町内会)が縦割り行政の下請けになっていると感じています。行政の外郭団体や赤十字社に協力金を支払い。外郭団体の広報を肩代わりし、募金や集金に公民館が組み入れられている。運動会、敬老会、子供会は人数が減り活動ができない。校区コミュニティは行政補助金の消化が目的になっている。さらにコロナにより活動がなくなった後、再会するにもこの行事が必要なのか、人数が少なくても交流ができる方法がないかを考える必要があると思います。

    2022/6/12(日)

    現在進行形で地元自治体で起きている問題のヒントを探していて、このサイトに辿り着きました。
    自治の考え方や経緯や必要性がわかり、とても参考になりました。
    地縁団体の役割が皆に見直され、広がって行き若い世代にも浸透して行くことに期待しています。
    我が自治会でも、今後の在り方と存続方法の参考にさせていただきます。
    ありがとうごさいました。

    2022/4/21(木)

    私のに居住区では区長制度があり、区長、副区長、区会計の三役で区行事や諸々の区行政上の対応窓口となっています。三役は毎年3月の定期総会で選挙により選出されるのですが、私のように途中転入者は次期役員候補は誰なのかという事前情報が地元出生・居住者に尋ねなければ全くわかりません。区の長年にわたる慣習で運用されているのですが、他の中途転入者も同様の実情で生活しています。そこで、このありかたをいつかは改革しなければという時期に差し掛かっているように思います。全国自治体の中で参考にできる選挙選出制度があれば教示いただけるとありがたいのですが。

    2022/4/3(日)

    わたくし(65歳)自身が今町内会理事となり、町内会活動の問題点に初めて気づずかされています。私自身もこの文章でかかれていた「町内会・自治会の活動を行政下請けとひとくくりで捉えて論難する議論は、この組織の内外にあいかわらず多くみられますが」のように、市と町内会との立ち位置に疑問を抱き、市に問い合わせを行いました。市からの回答は「パートナー」との回答。私たち町内会は市の役割を行っているにも関われずその保証は、死亡時300万円の最低の掛金の町内会活動保険! これを、町内会理事会でおかしくないかと意義を唱えましたが、会長には届かないようです。
    疑問はどんどん沸き上がり、町内会役員が集める町内会会費の他集金に回る。日赤、赤い羽根の募金等なぜ私たちが集めるのか?との疑問も噴出しています。私たち理事が行うべきことは、こんな行政の雑用でなく、住民に負荷をかける事ない地域安全の仕組みづくり出なくてはならないはず、よく言われる無能な会社の課長職ではないはずだと考えています。広島県広島市では、電子回覧板などの取組を始められて町内活動の新しいあり方を考えられているようですが、今の町内会では、何年たっても変化がないまま年が過ぎるようで、今年精一杯現在の職務を全うし、町内会を退会しようと考えています。それと、改めて通信制大学で政治経済を学ぶことも考えている次第です。

    2021/12/6(月)

    自分も困っている一人です。
    町内会の役員の一人として活動しています。家族の生活もあり町内会の活動に参加できる限界を感じてます。
    皆、役員を押し付けあう状態です。今の体制を改善しない限り誰かがつらい思いをすることになりますが、いつも同じ人がそうなってます。
    自分の町内会の一番多い仕事はゴミに関係するものです。極論、それだけでも良いようにも思います。
    自分は横のつながりが必要ない時代というのはないと考えています。行事をする理由の一つになっていますが、、理想はもちろん…。わかっていますが、個人の考え方をおしつけることもできませんし。。。
    なかなか難しい問題ですね。

    2021/9/14(火)

    民生委員・児童委員をやっています。
    自治会の加入率減の問題は、民生委員・児童委員の活動低下の問題でもあります。
    また昨年、国勢調査の調査員を担当しましたが、調査の困難さを経験しました。
    インターフォンを押しても玄関に出てくれない、居留守を使う(テレビの音声が聞こえるし、外を伺っているのか、カーテンが動く)。
    たしかに自宅を訪ねてくる人の大半は、訪問販売、修理・リニューアル・塗装工事の押し売り、宗教勧誘であり、訪問強盗の危険性もあります。
    また、30代〜50代で子供や高齢者がいない「壮年の夫婦のみ世帯」は、共働きしている場合も多く、地域との協調は必要がないし、自治会費の徴収や行事への参加に興味もないし、反感すらあります。
    更に隣近所の世話をする班長(組長)の仕事をやりたくないので加入しないし、高齢になって班長(組長)業務が辛くなって退会する世帯も多いです。
    自治会の標準規則の策定、自治会の業務と行政の業務の整理、自治会役員の選任、報酬の基準作り、「壮年者二人夫婦世帯」への啓蒙、利益誘導など、自治会に加入するメリットと加入しないデメリットを提示すると共に高齢世帯、傷病世帯の役員辞退などのルール化が必要だと思います。
    農家のように子供、孫世帯が自宅敷地で家を建てる地縁集団ではなくなり、同じ自治体内であっても離れて世帯を持つ、隣近所とも付き合わない「無関心世帯」への加入促進策を検討すべきです。
    なお、個人情報保護法の強化と安否確認、地域福祉の強化の両立問題も整理する必要があると思います。