鶴居村は北海道の東部に位置し、希少な動植物を育む日本最大の湿地「釧路湿原国立公園」を有する自然環境豊かな村です。
酪農を基幹産業とし、農業基盤の整備、酪農経営の近代化、生活環境などの充実に取り組んできました。その結果、今日では北海道屈指の「酪農郷」となっており、村内で生産された良質な乳を使用したナチュラルチーズ「鶴居」はオールジャパンナチュラルチーズコンテスト(主催:中央酪農会議)において、初出品から最高賞などを含む5大会連続受賞を果たすなど、地域資源を生かしたブランドづくりに取り組んでいます。このチーズは村の特産品などを販売する鶴居たんちょうプラザ「つるぼーの家」などにて購入することができます。
村名の由来にもなっている特別天然記念物タンチョウ(鶴)はタンチョウの二大給餌場として知られる鶴見台、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリにて冬場に約200羽が餌を求めて集まります。
冬季は美しいタンチョウの姿をカメラに収めようと、全国各地から多くのカメラマンが鶴居村にやってきます。
今年は、鶴居村が開村80周年、釧路湿原が国立公園に指定されて30周年を記念してKODOMOラムサール(主催:ラムサールセンター)が鶴居村で開催されました。村ではすばらしい地域資源の保護・保全に努めるとともに観光基盤の整備、産業の発展と人材の育成に力を注ぎ、次世代に誇れる村づくりを着実に進めていきます。