小さい自治体 輝く自治─「平成の大合併」と「フォーラムの会」

    『小さい自治体 輝く自治─「平成の大合併」と「フォーラムの会」』表紙画像
    書籍名 小さい自治体 輝く自治─「平成の大合併」と「フォーラムの会」
    著者名等 自治体問題研究所, 全国小さくても輝く自治体フォーラムの会 (編著)
    価格 ¥1,870(税込)
    発行年月日: 2014年5月30日
    ISBN-10 4880376175
    ISBN-13 9784880376172
    C-CODE C0031
    ページ数 230ページ
    本のサイズ A5

書籍の内容

「自治体消滅論」に立ち向かい、持続可能な地域づくりに取り組む自治体の実践

「全国小さくても輝く自治体フォーラムの会」。「平成大合併」の時代に、法的に小規模町村を廃止しようする政策に抗して自律(自立)の道を選択し、持続可能な地域づくりに取り組む小さな自治体(町村)の全国的なネットワーク組織。

「平成の大合併」時代に自律(自立)の道を選択した小さな自治体(町村)。全国的なネットワーク「小さくても輝く自治体フォーラム」のもとで、住民と自治体関係者(首長・自治体職員・議員)が力を合わせて進めてきた住み続けられる地域づくりの実践。そこには、住民自治と団体自治がいきづく自治体(市町村)があり、産業おこしと、手厚い子育て支援・高齢者支援などの施策が実施されている。

顔の見える関係・住民が幸せな自治体をつくることの意味、「フォーラムの会」の活動、とあわせて、わが町・わが村の重点政策を紹介する。

目次

発刊にあたって─「フォーラムの会」会長 前田穰
 
◆第I部 座談会「小さな自治体の夢と自治を語る」
  • 出席者 前田穰(宮崎県綾町長・フォーラムの会会長)岡庭一雄(前長野県阿智村長・フォーラムの会顧問)・加茂利男(立命館大学公共政策大学院教授)・保母武彦(島根大学名誉教授)・平岡和久(立命館大学政策科学部教授)・岡田知弘(京都大学大学院経済学研究科教授・自治体問題研究所理事長)
  • 誌上参加 浅和定次(前福島県大玉村長・フォーラムの会顧問)・河合博司(追手門学院大学教授)
  • 報告I「『平成の大合併』 自治の視点からの検証」─加茂利男
  • 討論1「平成の大合併」を問う─共同体としての地方自治体が見直された/町村の自治」を守る運動と政策づくり
  • 報告II「小さな自治体の大きな展望―転換期日本再生のトップランナーとして─保母武彦
  • 討論II 「小さな自治体と日本の未来」─「広域連携」「事務の代替制度」と自治権/「人口減少論」と向き合って
  • ◆第II部 地域・住民とともに
  • 綾町:自然と共生したまちづくり─前田 穰
  • 東川町:「写真の町」の地域づくり─松岡市郎(北海道東川町長)
  • 大玉村:自立を選択した大玉村─浅和定次・押山利一(大玉村長)
  • 上野村:林業とエネルギーの自給をめざす村づくり─神田強平(群馬県上野村長)
  • 奈義町:農商観連携のまちづくり─花房 昭夫(岡山県奈義町長)
  • 阿智村:自治、自立、協働の村づくり─岡庭一雄・熊谷秀樹(阿智村長)
  • ◆第III部 わが町・わが村の重点施策
  • ニセコ町/東川町/訓子府町/西興部村/羽後町/大玉村/矢祭町/上野村/神流町/下仁田町/南牧村/川場村/酒々井町/関川村/原村/阿智村/根羽村/下條村/栄村/泰阜村/白川村/朝日町/日野町/甲良町/多賀町/岩美町/海士町/福崎町/勝央町/奈義町/西粟倉村/上勝町/大豊町/本山町/土佐町/九重町/綾町/木城町/諸塚村