閉じる
トップ
イベント情報
書籍
月刊『住民と自治』
直言
論文・記事
全国の研究所ネットワーク
当研究所について
お問い合わせ
入会申し込み
会員専用ページ
X・Twitter
Facebook
メニュー
全国の研究所ネットワーク
お問い合わせ
入会申し込み
会員専用ページ
当研究所について
トップ
イベント情報
書籍
月刊『住民と自治』
直言
論文・記事
医療保険「一部負担」の根拠を追う 厚生労働白書では何が語られたのか
書籍名
医療保険「一部負担」の根拠を追う 厚生労働白書では何が語られたのか
著者名等
芝田 英昭
(著)
価格
¥1,980
(税込)
発行年月日:
2019年6月25日
ISBN-10
4880376965
ISBN-13
9784880376967
C-CODE
C0036
ページ数
180ページ
本のサイズ
A5
ネット書店
書籍の内容
疾病に苦しむ人が、だれでも、どこでも、いつでも無償で医療が受けられる社会を求めて!
1962年以降の皆保険体制の下、日本の医療保険は大きく発展してきた。しかし、国庫負担、患者の一部負担は、「厚生労働白書」から読み取れるように、時々の経済情勢、財政的制約から導き出されたものであり、決して人権思想が反映された結果とは言えなかった。今、国民から求められているのは、基本的人権を基軸にした社会保障の構築であり、その基礎にあるのが、人間の尊厳であり人権思想なのである。
疾病に苦しむ人はたくさんいる。そのだれもが、いつでも、どこでも、無償で医療が受けられる社会の実現に向けて、「権利としての社会保障」の観点から論究する。
目次
プロローグ 健康は自己責任か
第1章 医療保険「一部負担」の意味とは
1.医療保険における一部負担の制度的根拠
2.社会保障審議会等の歴史的文書に見る医療保険における一部負担の考え方
第2章 『厚生労働白書』(『厚生白書』)に見る医療保険「一部負担」記述の変遷
1.1950年代厚生白書
2.1960年代厚生白書
1) 国民皆保険体制の実現
2) 給付率引き上げに朝日訴訟が影響
3.1970年代厚生白書
4.1980年代厚生白書
1) 社会保障・医療保障の視点
2) 老人医療無償化の廃止と全国民の8割給付へ統一の意思表示
5.1990年代厚生白書
1) 自立と参加、介護保険提起へ
2) 一部負担の当然視と利用者と非利用者間の負担公平論
6.2000年代厚生労働白書
1) 高齢化社会の進展と社会保障における「目的」の欠落
2) 「一部負担」から「患者負担」、「自己負担」に変化
7.2010年代厚生労働白書
1) 全世代型社会保障への転換期
2) 受診自己抑制につながる一部負担
第3章 医療保険一部負担に関する先行研究
1.厚生労働白書は医療保険「一部負担」の根拠を示せたか
2.モラルハザード、濫用防止は心理的圧力
3.医療サービスは「私的財」なのか
第4章 一部負担の受診抑制と世界のトレンド
1.一部負担と受診抑制
2.一部負担増による受診抑制の研究事例
3.一部負担無料化の意義
第5章 医療保険の保険料・一部負担の未来展望
1.社会保険に一部負担は必要か
2.国保保険料の応益割と保険料上限の廃止
3.健康保険における標準報酬月額の上限を撤廃すべき
4.健康保険から排除される被用者と無保険問題
第6章 人権としての社会保障と能力の共同性
1.社会保障を考える基本的視点としての尊厳と人権
1)人権の基底にある「人間の尊厳」を考える
2)尊厳とは何か
3)思考能力と優生学
2.人間の尊厳の要素としての人格
1)死者との語らいと人間の尊厳との関係性
2)臓器、胚(受精卵)の尊厳と生命倫理
3.日本国憲法に見る社会保障と人権
4.能力の共同性から社会保険料応能負担の根拠を考える
エピローグ
購入する
ネット書店
Facebookでシェア
X(旧Twitter)でポスト
友人にメールで知らせる
月刊『住民と自治』
2025年4月号
特集 高齢者の生存権保障の焦点と高齢社会対策大綱
もっと見る
新刊書籍
学校は子どもと地域のたからもの
学校統廃合と小中一貫校にかわるプランを
人間復興の地域経済学
地域とくらしの歴史・理論・政策
歴史に学ぶ生命の尊厳と人権
地方財政の新しい地平
「人と人のつながり」の財政学
公共サービスのSaaS化と自治体
もっと見る
動画講座
【動画】地域づくりの経済学(全9回講座)
▲ページの先頭へ戻る