月刊『住民と自治』 2021年4月号
特集:全世代型社会保障検討会議最終報告を読む

終始財界の主導で検討が行われてきた全世代型社会保障検討会議の最終報告は、財界の負担軽減と引き換えに高齢者・国民には消費税増税と自己負担増を求め、自助を強要するものとなりました。 このコロナ禍の下での人々の生活の実情を踏まえて、改めて生存権保障を核とする社会保障を構想し、これを対抗軸として大胆な提起をすることが私たちに求められています。

書籍名 月刊『住民と自治』 2021年4月号
特集 特集:全世代型社会保障検討会議最終報告を読む
価格 ¥591(税込)
発行年月日 2021年3月15日
ISBN-10 4880378720
ISBN-13 9784880378725

目次

●直言●格差・分断を許さず憲法をいかす国政と地方自治を 桜井眞吾

●連続企画● 「新型コロナ」から日本の社会を考える 第10回 コロナ禍における中小商工業者の困難と直接支援策 宮津友多

●特集● 全世代型社会保障検討会議最終報告を読む

  • 全世代型社会保障改革が目指す「自助・共助・公助」型社会保障の本音 芝田英昭
  • 全世代型社会保障改革と医療、予防・介護 鶴田禎人
  • 多様化するライフスタイルと年金問題 畠中 亨
  • 全世代型社会保障改革における少子化対策の位置づけと課題 村田隆史
  • 高齢者を手始めに雇用を切り崩す「生涯現役社会」─全世代型社会保障の検討課題に労働を据えた意図と対抗軸 濵畑芳和

●特別企画● 東日本大震災10年②

  • 東日本大震災における居住確保支援の現状と課題 遠州尋美

●連載●

  • 東京・世田谷区の新型コロナウイルス感染症とのたたかい 第2回 保坂展人
  • 大深度地下開発を考える 上 陥没事故が暴露した大深度地下法の違憲性─東京外環道問題60年の軌跡 丸山重威
  • シリーズ 地域発信 いいからかん日和 第1回 多様性のなかへ セトヤマ ミチコ
  • 中の人が語る。図書館と、人と、まちと 第1回 なにもないところから図書館をつくる 相宗大督
  • 人つながる② コロナ禍に生きる(下) 松本晶子
  • @NEWS 横浜IR誘致の賛否を問う住民投票条例直接請求の結果と今後の課題 政村 修
  • BOOK REVIEW
  • ローカル・ネットワーク
  • Jつうしん
  • 自治の風─茨城から 第6回(最終回) 魚のおいしいまちづくり 二平 章
  • 編集後記