月刊『住民と自治』 2022年5月号
特集:何のため、誰のための憲法「改正」か

2022年5月号

日本国憲法施行75年。昨秋の衆議院議員総選挙の結果を受けて、改憲への国民投票が現実味を帯びてきました。日本国憲法の一条一条にこめられた、個人としての人権の尊重と付箋平和への決意、そしてそのための権力のしばりが狙い撃ちされようとしています。国民投票制度も、公平性から見て多くの課題を残しています。主権者として憲法改正の論点を検証します。

書籍名 月刊『住民と自治』 2022年5月号
特集 特集:何のため、誰のための憲法「改正」か
価格 ¥591(税込)
発行年月日 2022年4月15日
ISBN-10 4880378852
ISBN-13 9784880378855

目次

◆直言 今こそ「保育とは何か」という観点を 馬場紘平

●連続企画● 「新型コロナ」から日本の社会を考える 第23回 コロナ禍が問う「図書館の自由」─ホームレス・女性・非正規雇用という視点から 山口真也

●特集● 何のため、誰のための憲法「改正」か

  • 自民党「日本国憲法改正草案」と現在の改憲論議 愛敬浩二
  • 「国防軍」と緊急事態条項が明記されたらどうなるか 纐纈 厚
  • 「危機」便乗・改革幻想の中の地方自治改憲論 河上暁弘
  • 国民投票法制定15年 国会が積み残す課題と市民の役割 南部義典
  • 憲法学習と住民自治─地域と学校で主権者を育てる重要性 宮下与兵衛
  • 憲法改正国民投票におけるメディア規制の必要性について 本間 龍
  • 自治体DXの争点① 自治体情報システム「標準化」の問題点と課題 久保貴裕

[連載]

  • 人つながる⑭ 高知県へ移住し、地域の山を育てる「自伐型林業」に取り組む 滝川景伍
  • おきなわ定点観測 第2回 軍事基地強化が進む沖縄─伊江島のこと─ 関 耕平
  • 検証 津久井やまゆり園事件を人権の視点から考える 第8回 死刑は何事も解決しない 寺中 誠
  • くらしと自治と憲法と 第12回 憲法13条幸福追求権の「個人の尊重」「公共の福祉」論と自民党改憲案 清水雅彦
  • シリーズ 地域発信 野草と歩む つちころび野起き 第3回 野草でつながる地域の交流 鶴岡舞子
  • BOOK REVIEW
  • ローカル・ネットワーク
  • Jつうしん
  • 自治の風─静岡から 第1回 リニアと大井川の水問題 林 克
  • 編集後記