月刊『住民と自治』 2022年3月号
特集:博物館法改正の論点と市民とともに歩む公立博物館

2022年3月号

博物館法改正の動きが表面化し公立博物館(美術館を含む)が岐路に立っています。公立博物館は、「国民の教育、学術及び文化の発展に寄与する事を目的」として戦後の社会教育法体系に位置付けられました。いま公立博物館は、「観光立国」政策の下、「文化観光拠点施設」へと変えられようとしています。地域に密着した市民とともに歩む取り組みに学び、これからの公立博物館のあり方を考えます。

書籍名 月刊『住民と自治』 2022年3月号
特集 特集:博物館法改正の論点と市民とともに歩む公立博物館
価格 ¥596(税込)
発行年月日 2022年2月15日
ISBN-10 4880378836
ISBN-13 9784880378831

目次

◆直言 差別発言をのりこえ多様性が生きる社会へ 額賀和子

●連続企画● 「新型コロナ」から日本の社会を考える 第21 回 市民の健康度を高めよう─新型コロナ感染症を抑え込みこれを機会に公衆衛生の機能強化を 長島芳昭

●特集● 博物館法改正の論点と市民と共に歩む公立博物館

  • 文化審議会答申と博物館法改正問題─市民の学びの自由と権利を保障する博物館の自由をめぐって 長澤成次
  • 会員相互が教え学び合う─平塚市博物館の取り組み 浜野達也
  • 町田市立自由民権資料館のとりくみ─町田自由民権カレッジの実践を通して 松崎 稔
  • 宮城県 リアス・アーク美術館 教育施設であることへのこだわりについて 山内宏泰
  • 美術館活動に市民はどう参画できるか─和歌山県立近代美術館の場合 青木加苗

2022年度政府予算案と今後の地方財政の焦点─アフター・コロナの自治体財政─ 森 裕之

●連載●

  • 人つながる⑫ 「てま里」へおいでよ!─自分たちの居場所は自分たちの手で 井上可奈子
  • 公立美術館の光と影 第5回 「表現の自由」はなぜ制約されるのか 武居利史
  • シリーズ 地域発信 野草と歩む つちころび野起き 第1回 摘み草のお店「つちころび」 鶴岡舞子
  • くらしと自治と憲法と 第10 回  憲法9条 戦争放棄・国家非武装をめぐって─安倍改憲策動を封じても岸田壊憲が進む 大内要三
  • @NEWS リバティおおさかのいま 吉村智博
  • BOOK REVIEW
  • ローカル・ネットワーク
  • Jつうしん
  • 自治の風─東京・多摩から 第5回  戦争遺跡〝多摩火工廠〟とその後の変遷を追って~多摩市平和展を軸にした市民の取り組み 神子島 健
  • 編集後記