月刊『住民と自治』 2022年7月号
特集:いまこそ子どもを主人公に―コロナ禍が浮き彫りにした子どもを取り巻く困難と子どもの権利

もともと社会が持っていた歪みがコロナ禍で浮き彫りになったように、子どもの困難はよりつよく明らかになっています。子どもの権利条約で保障されるべき様々な権利が脅かされ、特に子どもによる自己決定、自分の意思を表現する権利が奪われています。こども家庭庁は果たして子どもの視点を尊重するでしょうか。特集では真の意味で子ども自身の声を発するための様々な取り組みを紹介することで、子どもの権利保障に正面から向き合いたいと思います。

書籍名 月刊『住民と自治』 2022年7月号
特集 特集:いまこそ子どもを主人公に―コロナ禍が浮き彫りにした子どもを取り巻く困難と子どもの権利
価格 ¥591(税込)
発行年月日 2022年6月15日
ISBN-10 4880378879
ISBN-13 9784880378879

目次

◆直言 最低賃金と公務員労働者の不条理 政村 修

●連続企画● 「新型コロナ」から日本の社会を考える 第25回 コロナ禍で浮き彫りとなった非正規労働者・シフト制労働の問題 川口智也

●特集● いまこそ子どもを主人公に─コロナ禍が浮き彫りにした子どもを取り巻く困難と子どもの権利

  • 「子ども期」の権利保障の総合的視点─子どもの権利条約に学ぶ 増山 均
  • 川崎市子どもの権利条例の今 市古博一
  • コロナ禍で社会の周辺にはじかれる子どもたち~子どもの貧困と虐待の現実 浅井春夫
  • 子どもの学習権保障のゆくえ 南出吉祥
  • 「ヤングケアラー」の現状と支援を考える~民間団体の支援と行政の役割~ 濱島淑恵
  • トピックス 保育の「質」及び保育労働者の就労環境の向上をめざして─川崎市保育問題交流会の調査から 川岸卓哉
  • 自治体DXの争点② デジタル改革と自治体の個人情報保護~個人情報保護条例改正の論点~ 庄村勇人

●連載●

  • 人つながる⑯ 川原地区に立つ「団結小屋」美術館 石丸穂澄
  • 新連載 公民館における出会いと学び 第1回 市民とともに学び合う公民館 田中純子
  • くらしと自治と憲法と 第14回 自治体議会─議員の多様性と反対派・少数派の役割 植松健一
  • 検証 津久井やまゆり園事件を人権の視点から考える 第10回 施設運営における地方自治体の責任~指定管理者制度と民間移譲 松尾悦行
  • シリーズ 地域発信 小さい林業で森を編集 第1回 地域おこし協力隊で林業を始める 滝川景伍
  • おきなわ定点観測 第4回 復帰50年を迎えて─「屋良建議書は生きている」ことの二重の意味 関 耕平
  • @NEWS 復帰50周年と沖縄の現状~県民の願いを地方自治にのせて~ 安里嗣頼
  • ローカル・ネットワーク
  • BOOK REVIEW
  • Jつうしん
  • 自治の風─静岡から 第3回 コンパクトシティ構想と住民運動─みなと町・清水のまちづくり 川瀬憲子
  • 編集後記