月刊『住民と自治』 2025年8月号
南海トラフ巨大地震への備え

住民と自治2025年8月号

我が国は今、災害の時代を迎えています。少子高齢化や過疎過密、コミュニティの弱体化など社会の脆弱化が災害対応の困難さをもたらしています。災害が進化すれば防災も進化しなければなりません。この間の巨大災害の教訓に学び、来るべき南海トラフ巨大地震への備えを考えます。

書籍名 月刊『住民と自治』 2025年8月号
特集 南海トラフ巨大地震への備え
価格 ¥800(税込)
発行年月日 2025年7月15日
ISBN-10 4868264974
ISBN-13 9784868264972

目次

◆「講師選定指針」が示すもの 荒井文昭

●特集● 南海トラフ巨大地震への備え

  • 南海トラフ地震などへの備え 室﨑益輝
  • 関連死を防ぐためにできること─とくに地域・自治体の課題 榛沢和彦
  • 災害と災害医療─医療関係者からの提言 小早川義貴
  • 巨大災害を見据えた被災者支援の課題
    ─「場所」の支援から「人」の支援へ 菅野 拓
  • 「復興後のビジョン」と「目の前の課題」
    ─高知県黒潮町「事前復興まちづくり計画」の特徴と意義 矢守克也
  • 避難所から見えてくる政治の貧困 末延渥史

  • 小さくても輝く町村づくりを学び、共に考える
    ─第29回全国小さくても輝く自治体フォーラム㏌泰阜村 田開寛太郎/水谷利亮/朝岡幸彦/平岡和久/吉川貴夫

  • FOCUS 住民投票は住民の「分断」をもたらすか
    ─直接請求による県民投票条例案の県議会審議における参考人意見について 石崎誠也
  • FOCUS 宇都宮LRT開業と今後の「交通まちづくり」
    ─全国の市民運動からの検証 池田昌博

  • 〈追悼〉川瀬憲子副理事長を偲ぶ 岡田知弘

●連載●

  • 〈新連載〉続・暴走する大阪万博─その先に見るIR・カジノの悪夢
    第1回 大阪IRカジノの住民訴訟が問うもの 長野真一郎
  • 自治体で働く青年の想い 第5回 未来へ繋いでいく公共工事 西村元輝

  • @NEWS 桐生市生活保護違法事件 第三者委員会の報告書について 田川英信
  • BOOK REVIEW
  • 書評 自治体問題研究所/自治労連・地方自治問題研究機構 編
    『検証と提言 能登半島地震』 関 耕平
  • 書評 堀場純矢著
    『児童養護施設の労働問題─子ども・職員双方の人権保障のために』 浅井春夫
  • ローカル・ネットワーク
  • Jつうしん 西湘地域自治体問題研究会 設立20周年を祝う 本誌編集部
  • 自治の風ー熊本から
    第1回 熊本地震から9年、球磨川豪雨災害から5年─復興は進んだか 杉本由美子