月刊『住民と自治』 2025年9月号
特集 地下の開発と利用をめぐって

住民と自治 2025年9月号

トンネルや地下鉄、地下街、インフラ設備など、地下空間はさまざまに利用されてきました。地下の開発と利用には、生活の利便性を高める、景観を保全するといった利点があるのも事実です。一方で、工事による地下水脈の破壊、それによる水源枯渇や地盤沈下などにより、住民の暮らしが破壊されています。私たちの目に触れることがなく、不確実な要素が多い「地下」。その開発と利用について考えます。

書籍名 月刊『住民と自治』 2025年9月号
特集 特集 地下の開発と利用をめぐって
価格 ¥800(税込)
発行年月日 2025年8月15日
ISBN-10 4868264982
ISBN-13 9784868264989

目次

◆直言 そろそろ“店じまい”?を考えている爺さんのつぶやき 内山 正徳

●特集● 地下の開発と利用をめぐって

  • 地下開発の適正化に向けて 傘木 宏夫
  • 地下は誰のものか─事業者に都合のいい「大深度法」 樫田 秀樹
  • 都市型治水のあり方を問う─善福寺川流域住民の闘い 丸山 ゑみ
  • 「有害掘削土」(要対策土)は生活圏から遠く離れた無人の場所へ 福盛田 勉
  • 岩国・大竹道路「山手トンネル」計画と、住民の暮らしを守る闘い 植松 義博
  • 小国町内における地熱開発─町民の意見を反映した秩序ある活用を 児玉 智博

  • FOCUS 「骨太方針2025」の焦点を読む 神田 敏史
  • FOCUS 地方創生政策の論理と「地方創生2.0」の問題点 宮下 聖史

  • ZOOM IN 食料自給率向上と農業後継者が生まれ育つ農政への転換を 長平 弘
  • ZOOM IN 長良川河口堰運用30年─今とこれから 武藤 仁

●連載●

  • 続・暴走する大阪万博─その先に見えるIR・カジノの悪夢
    第2回 誰のため・何のための大阪万博─夢洲開発、その深刻な環境・経済リスク 藤永 のぶよ
  • 自治体で働く青年の想い 第6回 生まれ育った場所でこれからも 松尾 優佑

  • 書評 長友薫輝著『全世代型社会保障改革とは何か』 横山 壽一
  • 自治体問題研究所第65回定期総会報告 吉川 貴夫
  • ローカルネットワーク
  • Jつうしん 東三河くらしと自治研究所
    楽しく活発な「サイエンスカフェ」 牧野 幸雄
  • 自治の風ー熊本から
    第2回 熊本県庁における公益通報者への「報復」─パワハラでの懲戒処分 板井 俊介