月刊『住民と自治』 2022年6月号
特集:災害と避難 誰ひとり取り残さない協働の地域づくり

相次ぐ災害に対して災害の恐ろしさばかり強調され、市民があきらめたり、逆に油断したり、あるいは行政にお任せしたりしまいがちです。そうではなく、「我がこと」として災害に立ち向かい、自助・共助・公助の枠組みを超えて命を守るための協働をどのように実現するか。国・自治体はそこに対してどのように責任を持つのか、具体的な事例から学びたいと思います。

書籍名 月刊『住民と自治』 2022年6月号
特集 特集:災害と避難 誰ひとり取り残さない協働の地域づくり
価格 ¥591(税込)
発行年月日 2022年5月15日
ISBN-10 4880378860
ISBN-13 9784880378862

目次

◆直言 住民の現実から自治を問い返す─「住民」の実像なき地方行政がまかり通る危機 平野方紹

●連続企画● 「新型コロナ」から日本の社会を考える 第24回 公的病院の拡充、医療体制の抜本改革を─コロナ禍で可決された都立病院廃止条例 本田 宏

第64回自治体学校案内in松本

●特集● 災害と避難 誰ひとり取り残さない協働の地域づくり

  • 「生活防災」─「ふだん」と「まさか」をつなぐ─ 矢守克也
  • 災害ケースマネジメント 一人一人の復興を切れ目なく目指す制度(鳥取県の取り組みから) 西尾浩一
  • 犠牲者ゼロを目指す地震・津波対策の取り組み~南海トラフ地震に備える官民が協働した黒潮町の防災対策~ 宮上昌人
  • 誰ひとり取り残さない支援を目指して─災害支援ネットワークおかやまによる継続支援と実務の備え 石原達也
  • 潜在的要支援者への災害時の緊急支援─自治体における取り組みに関する調査研究より─ 岡田裕樹・佐々木 茜
  • ウクライナの原発危機および原発自治体アンケート調査が浮き彫りにしたもの 池田 豊

●連載●

  • おきなわ定点観測 第3回 生活・生産のなかにある「たたかい」─続・伊江島のこと─ 関 耕平
  • くらしと自治と憲法と 第13回 憲法尊重擁護義務をめぐる三つの誤解 永山茂樹
  • シリーズ 地域発信 野草と歩む つちころび野起き 最終回 第4回 地域で、野草で、バトンをつなぐ 鶴岡舞子
  • 人つながる⑮ 福祉のフェアトレードを社会に広めるマジェルカ 藤本光浩
  • 検証 津久井やまゆり園事件を人権の視点から考える 第9回 障害をもつ人を権利主体として保障する法制度は、日本に十分に整備されているか 瀧澤仁唱
  • @NEWS 司法の役割を放棄した諫早(いさはや)湾干拓・開門確定判決に対する請求異議訴訟判決 堀 良一
  • ローカル・ネットワーク
  • BOOK REVIEW
  • Jつうしん
  • 自治の風─静岡から 第2回 止まらない巨大開発─沼津鉄道高架事業と住民運動・訴訟 川瀬憲子
  • 編集後記