月刊『住民と自治』 2023年4月号
特集:会計年度任用職員制度―雇用破壊と分断の渦中で

2020年4月にスタートした会計年度任用職員制度。任期が原則一年であり更新の回数は2回が上限と総務省の文書にあるため、2023年3月で再任用されることはなく、再びの「公募」となります。これにより自治体による雇止めが行われることが見込まれます。自治体DXによる公務員削減の方針と合わせ、ここで新たに官製ワーキングプアについて考えます

書籍名 月刊『住民と自治』 2023年4月号
特集 特集:会計年度任用職員制度―雇用破壊と分断の渦中で
価格 ¥800(税込)
発行年月日 2023年3月15日
ISBN-10 4880378968
ISBN-13 9784880378961

目次

◆直言 北陸新幹線延伸京都ルートの建設は地方自治の蹂躙 大田 直史

●特集●会計年度任用職員制度─雇用破壊と分断の渦中で

  • 「官製ワーキングプア」の是正─持続可能かつ質の高い自治体運営のためにも 早津 裕貴
  • 全国アンケートから見えた自治体職場における会計年度任用職員制度の問題点

  •  -「おかしなこと」を変えてゆくために 佐賀 達也
  • 悲惨な事件の背景にある、役所と住民の間の遠のく距離 上林 陽治
  • 会計年度任用職員のホンネ
  • 会計年度任用職員制度の実際と矛盾─公民館での経験から 匿名

  • FOCUS 沖縄のPFAS汚染、血液検査結果から見えた現状─命の水を守りたい、土も川も海も、子どもたちにつなげる全てを守るために。 新垣 千秋
  • FOCUS 多摩の水道水がPFASで汚染─血液検査で判明した深刻な健康リスク 根木山 幸夫
  • ZOOM IN  沖縄県・与那国島 与那国を軍事要塞の島から東アジア交流の島に 山田 和幸
  • 2023年度軍拡予算と琉球弧 川瀬 光義

●連載●

  • 検証 津久井やまゆり園事件を人権の視点から考える

  •  障害者と家族、地域住民の人権と福祉労働者・公務員の権利
     ─地方自治の視点から、事件の再発防止とこれからを考える(下) 池上 洋通
  • くらしと自治と憲法と 第22回 日本国憲法の三原則の関係を考える 土肥 有理
  • シリーズ 地域発信 耕作放棄地に挑み果樹園の再生を!

  •  第5回 いまだ人生は「夢の途中」 渡辺 卓也
  • 人つながる㉕ 埼玉県唯一の村で教えてもらった大切なこと 高野 晃一
  • 書評 芝田英昭著『占領期の性暴力-戦時と平時の連続性から問う』 艮 香織
  • BOOK REVIEW
  • Jつうしん
  • 自治の風─広島から 第5回 補助事業採択に一石を投じる判決 深屋 進
  • 編集後記