月刊『住民と自治』 2024年4月号
特集 すすむ社会保障改悪と実効性なき少子化対策

岸田政権は、目玉政策の「異次元の少子化対策」に必要な新たな財源として「子ども・子育て支援金制度」を創設し、2026年から医療保険料に上乗せして徴収を開始することを柱とした「子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律案」を2月16日に閣議決定しました。新たな国民負担を求める形となる「支援金」にばかり注目が集まり、子ども支援を隠れ蓑にして医療制度や介護保険制度のさらなる改悪が強行されようとしていることについては、あまり注目されていません。なぜ「異次元の少子化対策」を行うことが医療・介護の改悪につながるのか。本特集は、「異次元の少子化対策」がいかに羊頭狗肉といえるものか、そしてやり玉にあげられ犠牲を強いられようとしている医療と介護について検証し、医療現場と介護現場の悲痛な叫びを報告します。

書籍名 月刊『住民と自治』 2024年4月号
特集 特集 すすむ社会保障改悪と実効性なき少子化対策
価格 ¥800(税込)
発行年月日 2024年3月15日
ISBN-10 4880377953
ISBN-13 9784880377957

目次

◆直言 自治研運動こそ、「自治体構造改革」がもたらしたゆがみを正す 猿橋 均

●特集●すすむ社会保障改悪と実効性なき少子化対策

  • 実効性なき少子化対策を口実とした社会保障改悪 濵畑 芳和
  • 患者負担増・医療費削減の流れを変える 名嘉 圭太
  • 疲弊する零細歯科医院 医療DXがとどめをさす 山田 美香
  • お年寄りの望むケアを自治体の力で実現する─「第9期介護保険事業計画」に問われていること 安達 智則
  • 介護事業所からの直言 正森 克也
  • 異次元の少子化対策、どこが問題か 中山 徹
  • 新シリーズ〈検証〉能登震災 第1回 能登半島地震と志賀原発 立石 雅昭
  • 新シリーズ デジタル行政改革の行方 第1回「デジタル行財政改革 中間とりまとめ」をどう読むか─ EBPMは行政に何をもたらすか 川上 哲
  • FOCUS ジェンダー平等視点なき「こども未来戦略」を超えて未来を展望する 芝田 英昭
  • ZOOM IN 区長選挙に向けて「目黒区政白書2024」を発行したら情勢が動いた? 高村 重明

●連載●

  • 暴走する大阪万博─維新・政府の虚妄を斬る 第2回 万博・IR・カジノに揺れる「夢洲開発」─ウソと闇と泥まみれの「夢洲」を走る… 藤永 のぶよ
  • 汚された水─PFASを追う 第3回 東京・多摩地域 自主的血液検査と地下水調査 根木山 幸夫
  • ローカル・ネットワーク
  • 書評 稲葉 一将・岡田 章宏・門脇 美恵・神田 敏史・長谷川 薫・松山 洋・森脇 ひさき 著 
    『マイナンバーカードの「利活用」と自治』 市橋 克哉
  • Jつうしん にいがた自治体研究所 「 地震被害想定を学ぶ講演会」開催 福島 富
  • 自治の風─京都から 第5回 市民の願いは、悲惨な戦争を起こさせないこと 品田 茂
  • 編集後記
  • 表紙写真 大坂 健
  • スケッチ 芝田 英昭