月刊『住民と自治』 2025年7月号
特集 地下水が危ない―共有財産としての地下水を守るために

住民と自治 2025年7月号

地下水は地域住民共有の貴重な資源=コモンズです。しかし、地下水の大量汲み上げや地下開発による地下水の枯渇や汚染が各地で問題になっています。本特集は、地下水利用の現状と問題点を概観し、地下水の保全に向けた地域・行政によるガバナンスづくりの課題を考えます。

書籍名 月刊『住民と自治』 2025年7月号
特集 特集 地下水が危ない―共有財産としての地下水を守るために
価格 ¥800(税込)
発行年月日 2025年6月15日
ISBN-10 4868264965
ISBN-13 9784868264965

目次

●特集●地下水が危ない─共有財産としての地下水を守るために

  • 地下水はいま─利活用の現状といま何が問題になっているか 柴崎直明
  • 地下水ガバナンスへ向かって─現状と課題 千葉知世
  • 災害時地下水利用(災害用井戸)の現状と課題 遠藤崇浩
  • 愛媛県西条市 「水の都」西条にみる地下水ガバナンス 川勝健志
  • 京都盆地の地下水問題─北陸新幹線延伸による重大な懸念 長谷川祐一
  • 大阪源流「水の杜」の取り組み 北野アツコ
  • 福井県大野市 大野のいのちの水=湧水文化を守る 梅林厚子

  • FOCUS いま東京都政に何が問われているのか
    ─2025年都議会議員選挙に向けて 久保木匡介
  • FOCUS 東京都の認証学童クラブ制度発足をどう考えるか─東京の学童保育の現状と課題 福原琢也

●シリーズ●

  • デジタル行政改革の行方
    第7回 東京都「保活ワンストップ」にみる行政SaaS化の進展と民間依存のリスク 稲葉多喜生

●連載●

  • よなぐに悲喜交交 第9回(最終回) 住民の声が集まれば 植埜貴子
  • くらしと自治と憲法と 第36回 インターネットと言論の自由と 山田健太
  • 汚された水─PFASを追う
    第14回 愛知県豊山町の水道水汚染に対する住民運動─行政と大学の連携による疫学的調査研究への期待 坪井由実
  • 自治体で働く青年の想い 第4回 地域の力を未来へつなぐ、私の挑戦 坂部瑛典
  • 書評 石川捷治著『統一戦線論 戦間期ドイツの歴史的経験から』 土肥有理
  • ローカル・ネットワーク
  • Jつうしん 多摩住民自治研究所 オンライン公開研究会の開催に協力NPO法人多摩住民自治研究所「緑の風」編集委員会
  • 自治の風ー北海道から 第7回(最終回)
    自治体の役割は地域の中小企業への支援 三浦泰裕
  • 編集後記